坪倉市場は市場と商店街を結ぶユニークな試み。坪倉市場の発展が楽しみです。
荒川さんのお店にて |
荒川理事長のお店の歴史は古く、昭和21年(1946年)、お祖母様が大口通りで家具屋さんを始められて、今日に至っています。荒川理事長は15歳でお父様を亡くされ、18歳からお祖母様と一緒にお店に立ってこれまでやってこられたそうです。昭和40年代、お店に品物を並べれば売れた時代がありました。 「そのときは暮れの一週間は、人で歩道が見えないほどでしたよ。横浜線沿線の地域からたくさんのお客様がいらしていました。」 と荒川理事長は商店街が元気だった時代のことをお話になります。昭和60年代以降、スーパーマーケットや郊外店が登場して全国各地の商店街が衰退してきました。 「大口通商店街も同じですよ。チェーン店が入ってきて、昔からの商店が店を閉じて、商店街の運営が難しくなってきました。」 大口通商店街は他の商店街と違っている点があります。それはチェーン店でもどんな業種でも必ず商店街協同組合に入ってもらうことです。また商店街の人たちが自主的に各種のイベントを行っています。毎月一回開かれる「一の市」も手作りイベントです。6年前からは横浜商科大学の佐々教授と連携して、学生さんたちと一緒にイベントを運営しています。 |
荒川理事長からのメッセージ
坪倉さんは発想力豊かで物凄い人脈を持っている方なので頼りになります。最近は坪倉さんが提案したイベントも増えてきました。商店街の結束力を高めるためにも今後もイベントは継続していきたいと思います。東日本大震災復興支援につながる企画も打ち出していきたいですね。
坪倉さんの市場の卸業での経験と商店街に出店している実績、これらが結びつく、坪倉市場は市場と商店街を結ぶ、ユニークな試みだと思います。 大口通商店街はこれから商店街と市場と大学の三者連携を目指していきます。その意味でも坪倉市場の発展が楽しみです。 大口通商店街 http://www.o-guchi.com/ |
荒川さんのお店にて |