坪倉良和応援団

横浜商科大学 経営情報学科教授 佐々徹さん

商学連携で地元商店街のデザインを仕立て直す


佐々教授の研究室にて
日本では数少ない経営後継者論、特に商店の跡継ぎの経営学を研究されて、ゼミ生ら多くの跡継ぎを輩出しています。フィールドワークが信条で、ゼミの学生と一緒に大口通商店街のイベントや野毛の大道芸をサポートしています。佐々先生には日本の「商道」を継承する若者を育てたいという想いがあります。

佐々先生が「商道」を実感したのは横浜のある商店街の商店主の言葉からでした。
その商店主は、佐々先生が隠れたる人気商品をなぜ前面に出さないかと尋ねるとこう答えました。
「うちがその商品を宣伝すると、商店街の中で困るお店が出てくるかもしれないので、お互いに助け合っていかないと・・・」
その言葉をがきっかけとなり、佐々先生はライフワークとして日本の「商い」と後継者を研究していこうと決意されたそうです。

今も横浜商科大学の佐々先生のゼミ生の多くは商店の跡取りです。

 

佐々先生からのメッセージ

日本には長い間家族で支えあってきた「家業」という商売の型があります。商店街にも同じように、一人勝ちではなく共存共栄で「福を分かち合う」という精神があります。

最近どこの商店街も顧客の減少が続いています。「坪倉市場」の存在は商店街に活気をもたらすものだと大いに期待しています。

商店主は凄い知識を持っているのにシャイで自分をアピールすることが不得手な方が多いです。もっとお客様とコミュニケーションをとって対面販売の良さを出してもらいたいと常日頃思っていました。

「坪倉市場」には横浜市内の個店に商材を卸して販売してもらうことで対面販売の良さを見直してもらいたいという想いがあります。

私の提唱する「商道」と「坪倉市場」の想いは同じです。

「坪倉市場」には、元気のない商店や商店街に「渇」を入れて新しい風を吹かせていただきたいですね。

横浜商科大学 http://www.shodai.ac.jp/

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